ゴールデンカムイ 18話 感想
録画して溜まっていたゴールデンカムイをやっと観れた。
さすがに4才と0才の子供の前では観れないので寝かしつけてからと思っても、気づけば朝、というのがオレ流。しかも自然に目覚めるというよりは0才お嬢の泣き声がアラームになっている。
旅行前日に放送されていた18話、前回は大雪山で鹿に潜り難を逃れるという終わりかた、、、最後はおしり白石エンドか 笑。
その続きから。
無事に朝を迎えた杉元たち。そのまま網走に向かうと思われているので、あえて十勝経由で網走へ向かうことに。
一方、谷垣・インカラマッ・チカパシたち。
アシリパの叔父との手紙のやり取りでフチが自分の死装束を用意していることを知り、
アシリパとフチが二度と会えない
という占いを本人に伝えたインカラマッに谷垣は
なぜそんなことしたのか
と問い詰める。
占っただけと答えるインカラマッ。
この辺りから谷垣の回想を通じて、過去が語られる。
この回想シーンは兵舎で谷垣が鶴見中尉に過去を語っており、ちょっと離れたところに一期でヒグマにやられた谷垣の元隊長らもいる。ここの鶴見中尉の聞き上手なこと!
相槌だけでなく、谷垣が話しやすいように時折言葉を発する。まー、人たらし 笑
要約してみる。
カネ餅は地域差はあるが、谷垣の地元の阿仁では味噌味で、保存食としても重宝されていた。谷垣は真面目な父に内緒で自分のカネ餅にはクルミを混ぜていたが、ある日、共に遭難し、数日穴籠もりしていた賢吉に分け与えた際に、クルミ入りだとバレる。
その後、賢吉は谷垣の妹と結婚し、集落から外れた山の方で仲良く暮らしていた。しかし、賢吉の家は火事になり、谷垣の妹の焼けた遺体が。その遺体には心臓に刺し傷とマスケと呼ばれる猟師にとってかなり大切な小刀が落ちていた。賢吉は探しても見当たらず、谷垣は北海道の第七師団にいるとの噂を聞き、入隊を決意。
しかし、賢吉は見つからず、旅順への出征前に、母が娘を失い、息子である谷垣も戦地へ向かうと嘆き、心労により亡くなってしまったことを手紙で知る。
賢吉が全ての元凶だと、復讐に燃えるが、激戦の最中に賢吉を探す余裕はなかった。
そんな中、手榴弾を身にまとい、特攻してくるロシア兵。銃弾でも止まらず、塹壕へと向かってくるが、一人の男がそのロシア兵に突撃して進行を阻止、爆発。
その勇敢な男が賢吉だった。
塹壕に運ぶが、賢吉は耳も聞こえず、目も塞がり、腹部も破裂しており死ぬのは時間の問題だった。妹がされたように心臓に小刀を刺そうとする谷垣。誰かはわからないが、人の気配は感じていた賢吉は死ぬ間際なのに、秋田弁ではなく、標準語で、丁寧に、お願いをしてきた。
地元の秋田で綺麗な嫁をもらったが疱瘡にかかり、伝染してはいけない、自分の家族が疎まれるといけないので、殺した後に火をつけて村から離れて欲しいと嫁の悲しい願いを実行した。嫁側の家族である谷垣家には何も伝えておらず、苦しませてしまった。真実を伝えて、少しでも苦しみをやわらげたい。このことをどうか谷垣様に、、と。本人を前に丁寧に伝える賢吉に、谷垣はそっと特製のカネ餅を食べさせた。
それを食べた賢吉は秋田弁になりながら、谷垣に気づき、亡くなった。最後の賢吉は少しだけ、安心したのか笑顔だったように思う。
こうして賢吉は、自分の役目を見つけて命を使いなさい、という妻の遺言を仲間達の命を救う形で成し遂げた。
そんな物語を谷垣から聞いた鶴見中尉は
私にはお前が必要だ、
私のためにクルミ入りのカネ餅を作ってくれ。
と良い上司っぷり(たらしっぷり)をみせる。
そして回想は終わり、自分の役目が
お世話になったフチへの恩返し、
アシリパとフチが再会できるようにすることであるという決意を胸に、無事アシリパ達と再会した。
そんなお話。
いやぁ濃い。それぞれのキャラクターの想いもあるし、賢吉との最期のシーンはヤバい。
みんなそれぞれ誰かを思っていたけれども、それぞれが様々なことを抱えていて、真実がわかった谷垣は幸せな方かもしれない。
旅順でたまたま谷垣と杉元も出会っていて、カネ餅も食べてたけど、ちゃんと戴きますを言う杉元、素晴らしい。食レポもしっかりこなしてたし。
原作通りでいけば狂気のマッドサイエンティストの姉畑先生はスキップされたみたい 笑
まぁなかなかヤバいヤツですからね 笑
気になる方は原作をぜひ!
私も姉のを借りて読んだだけですが 汗
次回はカムイホプニレ!